通信コストや管理コストの低減ニーズ、 SOX 法施行によるセキュリティ管理の必要性などから、各拠点に分散されたファイルサーバのセンター統合が求められています。ネットワーク回線のブロードバンド化は進んだとは言え、 WAN 回線での CIFS ファイル共有は TCP/IP や CIFS のネゴシエーションが多く、遅延が積み重なり、非常に重く感じられるものになっています。
WAFS(Wide Area File Services) ソリューション DiskSites は、この CIFS ファイル共有を高速化し、 WAN 経由でも LAN 内ファイル共有に遜色の無いレスポンスを実現します。
レスポンス10倍向上 | 約5MBのMicrosoft Office Word書類は、LAN内のファイル共有であれば6秒で開くことができます。このファイルをWANファイル共有で開くと71秒もかかってしまいます。LAN内では1ms程度であるファイルサーバとクライアントPC間の応答遅延時間が、WAN経由では20msにもなり、この遅延時間が積み重なることによりファイルを開く時間が10倍にもなってしまうのです。
DiskSitesはCIFS通信の代理応答、キャッシュ、圧縮通信によりファイルアクセスを高速化、LANと同程度の速度を実現します。 |
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コスト削減 | ファイルサーバやアクティブディレクトリサーバを分散せずセンターに集中することにより、ハードウェアイニシャルコストやサーバ管理費用、人件費などの低減が可能です。また、DiskSitesは既存のセンター、リモートサイトのLAN、WANにシームレスに導入可能なので、システム再構築のコストも不要です。 |
セキュリティ対応 | ファイルはセンターに一元管理されているため、リモートサイトにコピーが点在する状態に比較し高いセキュリティ設定が可能です。またファイルへのアクセスをユーザ単位で特定可能なパススルー認証機能、センターサーバやHDDの物理的盗難が発生してもデータの抜き出しが不可能なキャッシュブロック化保存機能など、高度なセキュリティ機能を搭載しています。 |
障害対応 | DiskSitesサーバの障害発生時には、レスポンスの向上機能は使えなくなりますが、WANファイル共有をすることが可能です(アウトライン型WAFS)。 |
高速化機能 | DiskSitesサーバ(センター側のDiskSites FilePortとリモート側のDiskSitesFileController)がCIFS処理を高速化。ファイルオープン要求後、実データファイルの受信開始までのネゴシエーション処理などはクライアントPCではなく、DiskSitesサーバが行います。ファイルの送受信にはキャッシュ機能も有効になっており、実際にデータが送信されるのはキャッシュが無い場合、キャッシュとの差分のみ送付されることになります。またDiskSitesサーバ間はデータの圧縮をおこなっており、遅延にも強いプロトコルで通信を行っています。これらの機能により高速なファイル共有が実現されています。 |
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アウトライン型システム | 既存ネットワークへ影響を与えることなく、容易に導入が可能です。DiskSitesサーバはネットワーク内にインライン接続されているのではなく、LAN内の一機器として接続されているため、障害発生時にWANアクセスが完全に停止せずにすみます。 |
データの完全同期機能 | ネットワーク障害時にもデータの保護と完全性を保証します。同一ファイルで内容の異なる非同期データは存在しません。 |
パススルー認証機能 | ファイルへのアクセスをユーザ単位で特定可能です。 |
キャッシュデータの ブロック保存機能 |
サーバやHDDが盗難されてもデータの復元は不可能です。 |
アプリケーション加速化機能 | Webアプリ、HTTP、FTP、NFS、TCP、CitrixなどのアプリケーションもDiskSitesにより高速化します。 モバイルアクセス:DiskSitesサーバのファイルアクセス高速化機能のソフトウェアをノート型PCなどにインストールすれば、モバイルアクセスでもファイル共有高速化が可能です。 |
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