こんにちは。野田貴子です。NexentaStorの海外公式ブログを日本でご紹介しています。完全に正確な訳ではないかもしれませんが、大よその意味が伝わるように書いていきます。どうぞ宜しくお願いいたします。
さて、第3回目は以下のコラムをご紹介します。
タイトル:
Epidemics at the Speed of Software
原文:
http://blog.nexenta.com/2014/12/10/epidemics-at-the-speed-of-software/
意訳文章
『ソフトウェアにおける伝染のスピード』
今日のグローバル経済と年中無休のニュース文化の下では、健康を脅かす話題は今までにない速さで広まります。例えば、朝の10時にアジアの子供がある特異な病気だと診断されたならば、それはアメリカの疫病予防管理センターに伝えられ、2時間後の23時のニュースに間に合うように、アメリカのニュース放送局で報道されます。しかしそれは、ソーシャルメディアにおける拡散スピードに比べると、まだ時間がかかっています。とはいえ、健康問題が大々的に取り上げられているだとか、極度の救急性と懸念をもって扱われるべきではない、などと言いたいわけではありません。
エボラ熱に対する恐怖は、ニュースや情報がいかに早く世界を駆け巡るかについて明るみにしました。またNGO(非政府団体)がいかに早く問題について向き合うことができるかも示しました。USAidはウェブサイト上で、エボラ危機に対応した 60のNGOを一覧にまとめています。これらの組織は宗教団体から救援団体 、特定の大陸を専門にしている団体に及びます。その中にはほとんど知られていないBRAC(11の国で貧しい人々が自らの命を制御できるようにするエコシステムを制作。)のような小さい組織もある一方で、Red Crossのような世界最大規模の組織もあります。これらの組織を束ねているのは、最新のニュースや情報を追い続けることの必要性で、これはテクノロジーに高く依存します。そのテクノロジーはニュースやソーシャルメディアを通じてパニックや懸念を広めてしまうこともありますが、重大で命に関わる情報を必要としている上記の組織に伝達することにも役立っています。
この最低限知っておかなければならないデータの量は、世界で指数関数的に増加しています。ガートナーの報告によると、企業データが年々40~60%ずつ増加しているとのことです。もし企業がこの速さで成長しているならば、健康危機におけるデータ収集の増加率も同じようなものだと想像できるはずです。このデータ急増はイノベーションを活発にし、データのアクセシビリティを下げている古いシステムから組織が脱却できるようになります。
伝染病の拡散状況を楽に追うための鍵となる革新は、Software-Defined Data Center(SDDC)です。 SDDCは、どんなハードウェアでも様々な目的のために再利用できるソフトウェア・ベースのソリューションを提供することによって、勝敗を変えます。 危機の際には、これらのSoftware-Definedなソリューションによって、次に起こる空気感染病の最新トレンドを手に入れることができます。
コンピュータの力をデータセンターに適用させることでサーバーの仮想化が巨大な影響を及ぼした一方で、ストレージはかねて遅れを取っていました。 現在、強力でスケーラブルなストレージソリューションであるSoftware-Defined Storageは、どんな既存のハードウェア上にも配備され、複雑な問題を素早く分析できるようになります。以下に例を挙げましょう。
あなたが地方の研究者、あるいは医者であったとします。あなたは治療法のトレンドをまとめた重要な情報を得ていますが、紙面に集められたその数百万ものデータすべてを保存すべき場所がありません。古いタイプで制限があるハードウェアソリューションですら、インストールする方法も場所もありません。これを簡単に解決するためには、既存の業界標準ハードウェアを使って、ソフトウェア・ソリューションを展開することです。私はSoftware-Definedのムーブメントが健康危機において世界を救っていると言うつもりはありませんが、NGOや世界的なリーダーたちが、Software-Definedの技術は市場に費用効果のより良い、より速い時代をもたらすと見ているのだと期待しています。そして願わくは、治療の世界でも同じであれと思っています。
###
いかがでしたでしょうか?
今後も月に1本のペースでご紹介していこうと思います。
次回もご期待ください♪
本コラムのバックナンバーは以下をご覧ください。
https://www.cmsinc.co.jp/mm/column/nexentastor_colum.html
※NexentaStorについて、詳細と日本語資料については以下をご覧ください。
https://www.cmsinc.co.jp/products/nexentastor.html