パラレルファイルシステムBeeGFS
- 高い拡張性を持ったアーキテクチャにより、高性能を実現
- 柔軟かつ堅牢な高可用性を実現
- 操作、管理が容易
- 特性が大きく異なるアプリケーションやIOパターンなどに対応
- シンプルかつ分かりやすい価格構造
BeeGFSは、性能を要求されるクリティカルな環境において、厳しい負荷に応えるために開発された、パラレルファイルシステムで、小さな環境から、1000を超えるホストサーバーからなる大規模環境まで、データへのアクセスをスムーズに処理するための、拡張性、ストレージアクセスの柔軟性、使い勝手の容易さなどを実現します。BeeGFSの導入によって、計算結果を得るまでの時間短縮や、新たな解析手法などが可能となり、生産性の向上が期待されます。
BeeGFSのアーキテクチャ
■ Client Service
- ファイルシステムにマウントするのはNative Linux Module
■ Storage Service
■ Metadata Service
- ファイルのストライプ情報(メタ情報)を管理
- ファイルが開かれてから閉じられるまでの間のファイルアクセスには介在せず
■ Management Service
■ Graphical Administration and Monitoring Service
BeeGFSの主な特徴
■ リニアな性能拡張性
- ストレージサーバーの数を追加した分だけリニアに性能が伸びてゆきます。
■ 堅牢さおよび、使い勝手の良さ
- 製品のリリースにあたっては、様々なストレステストを行っている。Fraunhofer内で、一定期間プロダクションシステムとして使い、問題のないことが分かってから一般リリースとなる。
- 256ノードのシステムから1000ノードや2000ノードに移行させても門愛がないことなどを確認
- 特別なことをせずに、BeeGFSへの高速ファイルアクセスを要求するようなアプリケーションから使用できる
- 特別なAPIなど不要
- サーバーデーモンはユーザスペースで動作
- 一般的なローカルファイルシステム(ext4, xfs, zfs, …)
- 特殊なカーネルパッチは不要
- Redhat, SuSE, Debianなどで動作
- シェアードナッシング構造のハードウェア上で動作
- 管理用、監視用に使いやすいGUIが装備
■ 柔軟性
- 複数のBeeGFSサービスを同一サーバ上で動作させることができる
- ファイル毎、ディレクトリ毎など分散ポリシーを柔軟に設定できる
- 稼働中にサーバーノードの追加が可能
- 新たなパラレルファイルシステムインスタンスを簡単に追加できる
- 古いものから新しいものまで、多くのLinuxディストリビューション上で動作
- NFS、Sambaへの再エキスポート可能
従来型の製品とBeeGFSの違い
■ 典型的な従来型システム構成
典型的な従来型構成においては、サーバーノードからファイルをマウントするためには、クライアント側に専用のLinuxカーネルが必要でした。また、専用のメタデータサーバを必要とし、データを分散保存するためにも専用のサーバーが必要でした。そのため、以下のような問題がありました。
- 使えるようなったり、管理したりが難しい
- 小さなファイルや、大きなファイルが混在するようなI/Oに呈していない
- 構成が複雑で多種の機器を必要とするためコスト高である
■ BeeGFSによるシステム構成
自身が従来型のHPCシステムのユーザでもあったFraunhoferが、上記の3つの問題点を解決することを目指して作り上げたのがBeeGFSです。
ThinkParQとは
ThinkParQは、ヨーロッパ最大の応用研究機関であるFraunhofer(フラウンホーファー研究機構)のHPC部門から、2014年にBeeGFSのコンサルティング、プロフェッショナルサービス、サポートの提供を主な目的として分離独立した企業で、BeeGFSの開発元であるFraunhoferのHPC部門との連携しながら、BeeGFSのサポート窓口として活動しています。
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